ニューデリー日本人学校入学式2107。国歌に国の在り方を思う

うちの子たち、 特に誰も新入生じゃないけど、ニューデリー日本人学校の入学式。  お邪魔してきました。実は長男ハッチが在校生代表で挨拶することになったので、それを観に行ったのです。

幼稚園で見かけていた年長さんが、 もう小学生に…。じーん。  
ここは小中合同の学校なので、ピッカピカの 中学一年生も。 すごく大人に見えるが、長女ラスカルも 来年はこうなるはずなのか。来年はどこで何をしているのであろうか… 日本で公立?インドでインター続投? それともここに舞い戻ってきたりして? 未来のことはわからないのだ。  

体育館の中には、ふたつの国旗が飾られていた。
式でもまずインドの国歌を流して、 次に日本の国歌を斉唱。  
インドの国歌ってどんな意味なんだろう? ラスカルはインタースクールで知っていて 「地名ばっかりだよ」と言っていたが…   気になっていたので調べてみた。  

インド国歌のタイトルは

『 Jana Gana Mana』

ジャナ・ガナ・マナ(インドの朝) 汝はすべての民の心の支配者 インドの運命を定める者 ドラビダ・ウトカラ・ベンガル地方の パンジャブ国、シンジャブ国、グジャラート国 そしてマハラー国の民の心は、 汝の名によって目覚める 汝の名は、ヴィンドゥヤ山脈、 ヒマラヤ山脈の峰々にこだまし ジャムナ川とガンジス川の調べにまざり合い インド洋の波の調べに歌われる
みな汝の恩恵を求めて祈り、賛美の歌を口すさむ
人々の救いは汝の手中にあり インドの運命を定める者 汝に勝利あれ! 

ホントだ。地名が多い!   イギリスからの独立とともにインドの国歌はあり、それ以前はイギリスの国歌を歌っていたそう。占領されるってそういうことだ。  
調べてみると、インド含め他の国はけっこう 「戦いの末に国を勝ち取ったー! 」というような背景を感じさせる歌が多い。  
一方日本の「君が代」は、 戦争の記憶と強く繋がっていて 毛嫌いする人も多い?イメージだが、 最初は恋歌だったのを少し変えたものらしい。  
君が代の意味NEVERまとめ  
天皇崇拝という意味合いを取り除くと、 まあのんびりした歌だね。と思う。  
日本は外国の侵攻というものを 奇跡的にあまり体験していない 珍しい国なのだよねー。  
それが国歌にも現れているな。  

  このツイートが忘れられない。   日本だけ、ずっと「日本」。   まあ、その影にはアイヌ民族や沖縄の色々な 綺麗事では済まされないことも 多々あったとは思うのですが…   世界的に特殊な国なのは間違いないよね。  
なんてことを考えながら 暴れるフローレンを抑えながら 入学式に潜入して、無事ハッチの晴れ姿を胸に収めました。一年の終わりに「在校生代表、やってみない?」と声がかかり、春休みじゅう指導してもらって、当日「俺入学式休んでもいいかな…」と不穏なことをつぶやくほど緊張したハッチも、無事使命を終えてほっと笑顔でした。頑張ったね。

新しい学期、新しい先生、 新しいことが始まる清々しさ!      
ついこの間、涙のフィルミレンゲが ここであったと思うと 涙がじわっと出てきましたが、私たちは立ち止まることはなく、新しい場所に進むしかないのです。    
それぞれの場所で、それぞれ精一杯、頑張ろうね!

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