村上春樹の「パン屋襲撃」ならぬ「インド銀行突撃」

ついに銀行に突撃してみた。(襲撃ではありません)  

今の私のお金状況。旦那さんが旧紙幣をすべてデポジット(預入)してくれた。
そしてそのうち少しの額を100ルピー札に換金してくれた(すべて会社で)  
しかしその額では習い事やメイドさんに支払いはできない   ➡︎銀行でお金を引き出すしかない。  
急ぐこともなかったけど、2時間の隙間時間があったので、もし引き出せたらラッキー!と9時に並んだ。オープン時間はここは9時半。並んでる人は20人くらいか…いけるかな?みんなの雰囲気は落ち着いていて、怒ったり叫んだりしている人もいない。札束で膨らんだボストンバッグを持ってる人もいない。残念(笑)  
なんかお互いおしゃべりしたりして教え合ったりしている。私がなんか聞いたら親切に教えてくれる。 でもグルガオンで並んだNつんこちゃんのような、女性専用レーンはない。 しばらくするとこんな紙が配られた  


おお、これで振り込みしたい人は先に色々書いておけば作業が手短に済むわね。 私は今回これは使わないけど。     ちなみに私が用意した持ち物は  

小切手(宛名をselfと書き、額は引き出せる最高額24000ルピー、旦那がサインしたもの)(何かあった時のため、保険で2枚目も、サインだけしてもらう)パスポートコピー(旦那と私2人ぶん)委任状(この記事の最後に詳細書きます)小切手に記入したとき使ったペン(万が一のときの書き直し用)パスポートとFRRO   そして時間つぶし用のこれ。

やっと読む日がやってきたよ〜! 妹尾さん、最初からぶっ飛ばすからハラハラするわ〜。そら下痢もするわ!    
読みながら待つこと1時間50分、あと10分でタイムアウトというときにやっと銀行に入れた。  
中では「デポジット」と「小切手で引き出し」 の2列に分かれている。  
それなら外でも分かれたらいいのに… そして10人くらい数えてドッと入れ、また10人数えてドッと入れを繰り返す。その間ドアは鍵を閉めている。   1人出たら1人入れたらいいのに…  
機能している窓口が2つしかない。   私の前にはまだ5人。しかも窓口の担当者がどこかに消える。  
ウーーム   時間がなくなったので、今日は帰ります! 多分3時間あれば行けたと思う。
また再トライする!!   てな訳でミッションはまだ未完遂。 ほんとは無事出来た上で書きたかったのだけど、 多分これで行けるはずなのでアップしておきます。  
Nつんこちゃんから、委任状の書き方を教えてもらいました。      

To: 銀行の名前(支店名もわかれば)   A letter of attorney   I, 旦那様の名前,entrust with a “check (self, amount INR24,000-)” to my wife, 奥様の名前 I request 銀行名to hand INR24,000 to 奥様の名前.   With best regards,   旦那様の名前←サイン   あと口座番号とチェック番号を書いてサイン。    
これを普通の紙に手書きで口座名義人である旦那様に書いてもらいましょう。  
もちろん本人が行く場合は必要ありません!

ところで   某日系銀行で日本人優先で換金してくれる!という、やや事実と違う情報がかなりのスピードで飛び交ったようです。事実は、「換金はしてくれるが、公式に優先とは言われていない」が正解。  
少しでも待たずに換金しておきたい気持ちも痛いほど、わかる。  
そしてこんな時ほどお互い、情報の交換が大切だとみんな思ってるのだろうな。  
でも交換できる金額は4500ルピーと少額で、それでは一ヶ月もやっていけない。18日からは更に2000ルピーと制限されるそうです。  
だから私たちもちょいしんどいけど、並んで引き出すしかないのです。インド人も私たちと同じくらい、あるいはもっと大変な局面に立たされている。 クレジットカードなどを持ってない人も多いと思う。  
中にはショックのあまり心臓発作で亡くなったり、 「お金が無価値になった」と思い込んで命を絶った人もいる。  
某日系銀行はインド人も並んでいるのよね。日本人が優先されるという考え方は私としては少し違和感がある。そもそも個人向けの銀行ではないしね。  
同じインドに住まわせてもらってるから、こういう時こそ、多少なりとも不便を共に経験して、運命共同体でいきたいな、というのが私の正直なところ…   一回並んで24000ルピー手に入れておけば、 そのうちお金も回り始め、ATMも普通に使える時がやってくると思う!  
平日の夕方ならそんなに人はいないらしい?けど、銀行のお金が尽きてる可能性もある。一か八かで行ってみるのも手かな?   とにかく、あと少し辛抱だ〜!      

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