メイドのサンちゃんに日本食を教えてかれこれ何ヶ月か経つ。
彼女はもともと韓国マダムの元で働いていたことがあり、その時料理を作っていたそう。
だからキムパ(韓国海苔巻き)とか作れるそう。
お料理を作るのは楽しいみたいで、多少失敗はあるものの、かなりいい感じに仕上がるようになってきた。
日本のカレー、肉じゃが、コロッケ、チキンカツといった主菜だけでなく、ポテトサラダ、蓮根と人参とひじきの炒め煮、茄子とオクラの揚げ浸しなど、副菜も作れるようになった。
「あるもので味噌汁を作る」みたいなこともできるように!
本当に助かる!!
そう言えば、もうすぐ一時帰国である。
旦那さんの健康診断のための一時帰国は2週間、日本人学校の夏休みは3週間のため、行きは母子だけで日本へ帰り、途中から旦那さんも合流することになる。
旦那さんの健康診断のための一時帰国は2週間、日本人学校の夏休みは3週間のため、行きは母子だけで日本へ帰り、途中から旦那さんも合流することになる。
そうだ!今こそ、メイドさんに料理を教えた成果を発揮するときじゃない?!
いちいち私のメニュー指示なしに、買い物して、自分で計画して、献立を立てて一人分作るのは、
彼女にとってもとてもいい練習になる!
そこで旦那さんに「1人で過ごす1週間、メイドさんにご飯作ってもらう?」と聞いてみた。
すると意外にも「いや、いいよ。適当にするから」という返事。
「えーっ、せっかく美味しく作れるようになったのに!!パクチーとか入れないし、日本食上手に作れるようになってるから大丈夫だよ!」
(旦那さんは好き嫌いがほとんどないが、哀しいかな、インド料理にどっさり使われるパクチー、つまりコリアンダーが大嫌い)
すると、この会話を傍らで黙って聞いていた長女ラスカル(12)が、姿勢を正しておもむろに口を開いた。
「ママ…お父ちゃんが何のために、送付でペヤング焼きそばとか、カップラーメンとか、マルちゃん製麺を買っていると思ってるの?それはね、ママがいない時に食べるためだよ。それをお父ちゃんは今からものすごく楽しみにしてるんだよ!!!」
ええっ?!
そうだったの?!
あれは食事をどうしても用意できない非常時のためのストックじゃないの?!
あまりにズバリ言い当てられた旦那さん、もう観念したらしく、厳かに答えた。
「ラスカルはよくわかっている。つまり今がその非常時なのです」
なんか言ってることおかしくない?!全然非常時じゃなくない?!
という私の叫びも虚しく、結局サンちゃんの真の力は披露されることなく終わりそうである。
コメント
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初めてコメントします。
いつも楽しく読ませてもらっています^ ^
ところで、、そのゆで卵の黄身の小ささはインドだからなのですか?たまたまですか?初めて見ました!
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うちも同じです!
それなりにメイドさんに仕込んでるのに、自分でするからいいって言うんですよ。
そして、あー大変!あー大変‼︎お前達はさっさと日本に帰って美味しいもの食べてるからいいよな!って言うんです。作れるんだからやってもらえばいいじゃん‼︎っていうか、働かせろ‼︎って思うけど、要はそれが食べたいんですね…なーるほどね。
ふむふむ。
うちにもラスカルちゃんみたいなズバっと言える人がいればいいのになぁ、うちの場合言われても頑なに違うと言って逆ギレしそうだな…。
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>わかさん
お返事遅くなってすみません!
卵…そこー?!?!(笑)
これはスライスしたゆで卵なので…端っこのほうだと思います。
インドの卵は黄身の色はレモン色で、生では食べられませんが、あとは日本のと同じです!
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>ミッチーさん
旦那さんに「うちも同じです」ってコメント来てるよ!と言うと「うむうむ、そうであろう」と喜んでいました(多分)。
妻と娘だったら、娘の方がなんか色々見えてるのですね。笑